働き世代のパパは社会的立場や、家族の大黒柱としての責任など様々なストレスがあるので、健康を保つのも大変ですよね。
男性ならでは健康を保つポイントがあるようなので、カナダの最新「健康増進」研究の詳細を見てみましょう。
男性の健康増進に役立つ条件とは?
カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究によると、男性の健康を増進するには、「社会的な要因を重視する」「男性に優しい環境を用意する」「明確なビジョンを持たせ、それを評価する」といったことだそうです。
研究では「カナダ」をはじめ、「オーストラリア」「ニュージーランド」「イギリス」「アメリカ」「その他、地域のコミュニティ」のプログラムを分析して、成功と失敗の様々な要因が調査されました。
その結果が、前述の通りになったそうです。
男性の健康増進!改革につながる8つのポイントとは?
生きていると、小さなことから、大きなことま、仕事やプライベートで様々な成功と失敗に出会いますよね。
そんな体験の経験値が、特に男性の健康に左右するのだそう!
その環境因子は大きく8つあることがわかりました。
- 男性の健康に影響を与える「力」を認識する
- 身体活動でつながりを築く
- 安全なスペースを保つことで心をオープンに
- 知識は不名誉と闘う?
- 男性中心の環境はうまく働く
- 人生の明確なビジョンは必須
- 評価したら永続化すること!
- 「期限」を設ける
ここまででも「なるほどなぁ~」と思うこともありますが、1つずつ詳細を見てみましょう。
1、男性の健康に影響を与える「力」を認識する
社会的な要因が、健康に大きな影響を与える可能性があるそうです。
「人種」「文化」「社会経済的地位」「教育」「収入レベル」など。
例えば、先住民も暮らしているカナダであったお話です。
バンクーバーのダウンタウン東部で行われたイベントは、白人文化を優先せずに先住民に合わせた内容としたため成功しました。
イベント内容は、先住民の文化に基づいた活動や、高齢者主導のサークルも盛り込まれたため、参加者は精神的、肉体的、そして感情的な幸福の改善につながったという報告が上がっています。
2、身体活動でつながりを築く
様々な「問題解決」や「腕力」といった、男性が理想することにリンクすると、活動的になるようです。
例えば、オーストラリア、カナダ、その他数カ国で実施されているプログラムに「メンズシェッド」というものがあります。
これは、「木工作業」「コンピューターの個別指導」「ガーデニング」「気軽な社交イベント」などで、女性よりも男性が得意とするプログラムは、男性の心をつかむそうです!?
3、安全なスペースを保つことで心をオープンに
多くの男性は健康上の問題や個人的な問題について、人に話すことを控えがちです。
ですが、例えば前立腺がんサポートグループなど、同じ病気を経験した人たちのお話を共有し、デリケートな話題を語りあう仲間と、安全なスペースを用意することで、ストレスや病気への恐怖感が軽減するそうです。
4、知識は不名誉と闘う?
うつ病や自殺願望を抱くなど、精神上の課題を抱えている多くの男性は、自分の状態に関する知識が少ない場合が多々あります。
そのため、コンプレックスが増大してしまう場合もあるのです。
地域密着型のプログラムで、健康リテラシーを促進し、どうしてそういう心境になるのか? その病気の原因や対策についての知識を増やす機会を与えるといいそうです。
原因がわかると、自分の不名誉さが払拭されるケースもあるそうです。
5、男性中心の環境はうまく働く
スポーツイベントや競技会など、「男性中心」のコミュニティスペースや活動は、厳密な臨床的プログラムよりも、男性の健康度がUPするようです。
例えば、ヨーロッパのサッカークラブでは、男性向けの運動や健康的な食事プログラムを開示し、男性参加者を引き付けることに成功!
6、明確なビジョンは必須
健康プログラムには具体的なメリット、明確な目標、強力で協力的なリーダーが必要!ということです。
例えば、パパを対象とした禁煙プログラムでは、無料の食事と保育の場を提供し、参加者を募りました。
そうすると、参加したパパたちが、健康のために積極的に行動する必要性を感じたのです。
こうしてプログラムを完了する頃には、パパたちは健康管理のために、自主的に禁煙すうというビジョンを持ったようです。
7、評価したら永続化すること!
働き世代のビジネスパーソンのパパなら、仕事で資金調達や、プライベートでも投資計画など、目標を明確にされている方もいらっしゃるでしょう。
健康管理も同じこと。
「禁煙」「禁酒」「甘い缶コーヒーを卒業」「エナジードリンク頼らない」「野菜を食べる」などなど、一度健康管理をする!と評価した内容は、永続化して実行すること。
8、「期限」を設ける
7のポイントと、矛盾してい様に感じるかもしれませんが、全てのプログラムを全て実行し、やることを増やしすぎないのもポイントです。
ある目標を達成したら終わりにし、次なるステージの健康増進改革にチャレンジすることです。
一度習慣化してしまえば、毎日の歯磨きのように「永続化」するものです。
そういった意味で、「期限」を設けるのもいいでしょう。
※参考:『健康増進国際』
さいごに
こうしてみると、健康増進も、貯金や仕事ように、目標をかかげ、一度決めたらそれに向かって努力することが大切なようですね。
躓きそうなときは、同じ悩みをもつ人と意見を交わせる場があったり、原因を探ったり。
まず、自分の現状を知ることからはじめてみませんか?