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幸せな家族を作る人には共通点がある? アメリカ・研究

コロナ禍で、家族の絆が含まった人、ストレスや暴力が増え、家族関係が悪化した人など、二極化しているようです。
アメリカの最新・心理研究の詳細を見てみましょう。

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幸せな家族を作る人たちのマインドとは?

アメリカのロチェスター大学の研究によると、心理的に柔軟な人は、家族や恋愛関係が良好だそうです。
トルストイの名作『アンナ・カレーニナ』の有名な冒頭には、

幸せな家族はどれもみな同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。

と、あります。
ロチェスター大学の心理学者たちは、トルストイは、家族の在り方について、心理的に良いところに気づいていたのだろう、と述べています。

感情調節に関する研究データの統計では?

研究チームは、「コミットメント・セラピー」「マインドフルネス」「感情調節」に関する174件の研究データを、メタ分析しました。
目的は、マインドに柔軟性がある否かで、家庭内のダイナミクスや恋愛関係に、どう関連するかを調査するためです。
簡単に言えば、このメタ分析は、困難な状況下で、注意深く、感情に柔軟性があることで、個人の生活の改善だけではなく、親密な関係を強化して、豊かな人生を送れる可能性が高くなるからだ。
ということです。

心理的柔軟性もスキルの一つ!

心理的柔軟性は、困難に突き当たった人々が使用する、「一連のスキル」として定義されています。
よく、困難に陥った時に、その人の本性が現れる! と言いますよね。
このようなスキルには、以下の事柄が含まれるそうです。

  • ・良いことにも悪いことにもオープンであり、それらがどんなに困難であっても受け入れる
  • 日々の生活を通じて、今この瞬間に心の底から気配りできる
  • 執拗にしがみつくことなく、考え、感じることができる
  • 困難な考えや感情の中にあっても、幅広い視野を維持できる
  • 毎日のストレスや混沌に関係なく、より深い価値観との接触を積極的に維持することを学ぶ
  • 困難や経験や挫折に直面しても、目標に向けて一歩を踏み出し続けることができる

心理的柔軟性の高い人(家族)とは?

以上の事柄を加味し、研究チームが発見した「心理的柔軟性の高い人(家族)」とは?

  • 適応型の子育て戦略を多く使っている
  • 「いい加減「荒々しい」「否定的」といった子育て戦力がない
  • 子育てのストレスや負担が少ない
  • より大きな家族の結束が見られる
  • 子どもが苦痛に感じることが少ない

心理的柔軟性が高まる映画とは?

カップルが一緒に見ることで、プラスの効果をもららす映画も特定されました!

  • 『恋愛小説家』
  • 『ファニーガール』
  • 『風と共に去りぬ』
  • 『ラブストーリー』
  • 『幸福の条件』
  • 『プラダを着た悪魔』
  • 『花嫁の父』

研究に使われた映画のリスト(英語)

※参考:『文脈行動科学雑誌』

さいごに

こうしてみると、当たり前のことのようで、実現が難しい? 事柄が多いですね。
しかし、限られた空間で一緒に過ごす家族や仲間、恋人の存在はなくてはならないものです。
心理的柔軟性が高まるよう、生活リズムを整えておきたいですね。