AnnaBabyTokyo

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妊娠中は健康にいい糖が子どもに伝授?

妊娠中の女性のカラダは、新しい命を宿すだけでも神秘的ですよね。
イスラエルの最新細胞研究で、妊娠中は体内のある細菌が健康にいい糖を産み出し、赤ちゃんの健康を助ける働きがあることもわかってきました。

詳細を見てみましょう。

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健康にいい細菌が妊婦さんの体内で増殖すると!?

妊娠中の女性は、体内の細菌叢に様々な変化を起こすことが知られ、これまでにも、赤ちゃんの成長による体重増加と、細菌が及ぼす体内での炎症反応に関連があることがわかっていました。
しかしその詳細なメカニズムはわかっていなかったのです。
そんな中、イスラエルのバル・イラン大学の研究では、妊娠中の女性の体内では「プロゲステロン」というホルモンが体内の細菌叢の組成を制御して、子どもの発育を助けることを発見したのです。

妊娠中の体内を守る糖をつくり出す?

妊娠中に炎症が起きると、早産などのリスクがありますが、このプロゲステロンは妊娠後期の細菌叢を、劇的に変化させ、健康を守る細菌として知られる「ビフィドバクテリウム」などを増加することもわかりました。

この細菌は乳児の成長を助ける母乳の中に、乳糖など健康にいい糖を代謝する働きがあるのです。
また、この細菌は妊婦さんの腸内環境も良くするので、プロバイオティクスな働きも期待できるそうです。
※参考:『細胞レポート』2019年4月

さいごに

世界中で母乳での育児が推奨されていますが、こうした研究が世界に向けて発表されることにより、ますますその重要性が裏付けられましたね。