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ママの食事内容が高脂肪高ショ糖なら不安症の子に

妊活中の女性や、将来ママになりたい女性は、やがて産まれてくる赤ちゃんの健康状態に影響するので、早い段階から、食生活に気を配っておかなければいけません。 スウェーデンの最新研究では、特にママが高脂肪高ショ糖の食事を好む場合、未来のお子さんが、不安行動を起こしやすいことがわかってきました。

高脂肪高ショ糖の食事は男性ホルモンの分泌過多に

スウェーデンカロリンスカ研究所が発表した論文によると、マウスを用いた動物実験で、男性ホルモンが過剰に分泌されている普通体重のマウスと、肥満のマウスから生まれた仔マウスに、不安行動があることが確認されました。

男性ホルモンというと、男性にしかないホルモンのように思われていますが、女性にも男性ホルモンは分泌されます。 例えば、怒りっぽい、ニキビなどの吹き出物が出やすい時は、女性ホルモンよりも男性ホルモンの方が有意だと考えらていますね。 これは、高脂肪高ショ糖の食事を好む方に多く見られます。 お砂糖たっぷりの、揚げ菓子ドーナツやクッキー、アイスクリーム、ホイップクリーム付のケーキなどを好んで食べる方は要注意です。

母親からの男性ホルモンと肥満が子どもに影響

また男女の赤ちゃんで、不安行動を起こす原因が違うこともわかっています。 メスの仔マウスの場合は、母親の子宮内に存在する男性ホルモンで、その後、不安行動を起こすようになり、オスの仔マウスの場合は、妊娠中の母親が肥満だった場合、その後、不安行動を起こすことが観察されました。

どちらの場合も、脳の扁桃体視床下部が調整不能に陥って、胎内の子どもの脳に影響していることもわかっています。 そして、妊娠中の高脂肪高ショ糖の食事は、最も仔マウスの脳を調整不能にするので、不安行動を起こしやすくするとのことでした。 ※参考:『米国実験生物学連合雑誌』2018年3月

この実験は、動物実験ではありますが、マウスと人間の体内構造は非常に類似しているため、高脂肪高ショ糖食を好むママ予備軍の女性は特に気を付けておきたいですね。

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)と診断されている方は、特に注意するようにしましょう。

高脂肪高ショ糖を防ぐには?

スイーツ好きは、ただの嗜好の問題と思いがちですが、自分の子どもが不安行動を起こすようになるのは避けたいですよね。

日頃の食事でも揚げ物は避け、蒸し料理を活用してみましょう。 スイーツは全く辞めてしまうとストレスになりますが、果物を取り入れたり、甘味料を白砂糖ではなく、てんさい糖やラカントなど、オリゴ糖が補えるものにチェンジすると、腸内のお掃除もでき、ダイエットにもつながるでしょう。

妊娠中は多くの女性がコーヒーや紅茶などのカフェイン断ちをしますが、その一環でスイーツ断ちも実践してみてください。