AnnaBabyTokyo

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ウォーキングは歩く速さと時間で健康度が違う? アメリカ・研究

コロナ禍でウォーキングなどの日課を増やしたことも多いことでしょう。
しかし、単に歩き回っていても、さほど健康には寄与しないかもしれません……。
通勤時や人を待たせている時、速足になり、心拍数が上がりますよね?
そこに健康度の秘密が隠れていたのです!
歩くときは速歩だと、健康度が増すようです。
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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12万人の統計データから見る「歩く」行為の健康度

アメリカの『全国世帯旅行調査』の報告により、歩く場合は、速足だと健康度がUPすることがわかってきました。
調査では、18~64歳の約12万人を対象に、移動手段や目的を尋ね、それぞれ統計が取られました。

人々の交通手段別、健康度は?

この調査による人々の交通手段は、以下の通り。

  • 自転車
  • 自動車
  • 公共交通機関

目的地は、自宅を起点/終点とし、

  • 通勤
  • 通勤以外(通学や通院)
  • 買い物
  • 娯楽(社会活動や娯楽)

それに加え、

  • 自宅を起点/終点としない移動

についてです。

歩行時間が多い交通手段とは?

人々が歩行する時間で、最も長い交通手段は、長い順に、以下のようになりました。

  1. 通勤以外:平均35分
  2. 娯楽:平均29分
  3. 通勤:平均27分

歩行速度は速い順に、

  1. 通勤:平均4.3km/時
  2. 娯楽:4.1km/時
  3. 通勤以外:4.0km/時
  4. 買い物:3.7km/時

となりました。

健康状態の評価は?

対象者に、健康状態を自己評価してもらうと、以下のようになりました。
(1が「悪い」、数が多くなるほど5「非常に良い」とします)

  • 自宅を起点/終点とする歩行は、どの目的でも健康に良い影響を与えている。
  • 歩行が10分増えるごとに、健康度の評価は3~6%高くなった。

という特徴が見られました。
この結果により、通勤時のように、速度の速い歩行が、健康度に貢献することがわかりました。
※参考:『J Transp. Health; 18,100901,2020』

さいごに

どの速さも、全く健康に悪いことはありません。
コロナ禍で家にとじこもり、座る時間が増えているので、少しでも多く歩く機会を増やし、目的をもって速足で歩くよう、心掛けたいですね。