AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

朝と夜どちらの運動がいい?

一般の人が運動を取り入れる場合、日中は仕事や学校があるので、朝晩の空き時間に行うことになりますね。
デンマークの代謝研究で、運動はいつ行うかで、筋力UPやダイエットへの効果が違うことがわかってきました。
何時、運動するかで悩んでいる人には朗報かもしれません!?

f:id:annababytokyo:20190626104902j:plain

筋肉をつけたいなら朝、ダイエットの場合は夜

デンマークのコペンハーゲン大学の研究によると、運動する時間によって、その得られる効果が違ってくることがわかりました。
朝、運動を行うと、骨格筋の代謝反応が向上し、夕方以降の運動はエネルギー消費量が増大するのだそうです。
すなわち、筋力UPしたい人は、朝の時間帯に運動を取り入れ、ダイエット目的で運動を取り入れる場合は夜の運動がいいということです。

運動も「体内時計」が関与する?

人間には概日リズムと言って「体内時計」が備わっています。
2017年にノーベル賞を受賞したことで、「体内時計」を意識した健康習慣も広まってきましたね。
運動も食生活と同じく、「体内時計」によって制御されているようです。
コペンハーゲン大学の研究によると、朝の運動は、筋肉細胞に組み込まれている遺伝子プログラムを起動して、糖や脂肪の代謝能力を高める作用があるそうです。
そして、夕方以降の運動は、全身のエネルギー消費量を長時間継続させる働きがあるので、減量などに効果が出てくるそうです。

よって、朝の運動も夜の運動も、私たちのカラダに与える役割が違うので、どちらもいいということになります。

朝の運動は糖尿病対策にも吉!

朝の運動は、筋力UPにも役立ちますが、糖や脂肪の代謝能力が高まるので、高血糖になりやすい糖尿病予備軍の人や、その治療に適しているということです。
また、脂肪肝や中性脂肪が原因の肥満や過体重の人も、脂肪を代謝してくれる朝の時間帯に運動するのがいいそうです。

全体のエネルギー消費量を高めるなら夜の運動が吉!

夜の運動は、エネルギー消費量(カロリー消費)を高めてくれるので、食べ過ぎた日は、夕食後に運動するとエネルギーが燃えて、太りにくくなるでしょう。
また、夜の運動を習慣にすると、毎日、エネルギー消費量を高めてくれるので、早くダイエット効果を出したい時にもいいでしょう。
※参考:『細胞代謝作用』2019年4月

さいごに

「健康の為に運動を」という漠然とした目的だと、運動習慣は続かないかもしれませんが、「脂肪を落としたい」「糖質過多を何とかしたい」「体重を早く落としたい」など、ハッキリとした目的があると、運動を朝晩、どちらに取り入れるか、計画も立てやすいでしょう。
体内時計など、カラダの得意とする時間帯を知って、ダイエットや健康維持に役立てたいですね。