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糖尿病予備軍には6つのタイプがある? ドイツ・研究

お正月太り、コロナ太り、女性では産後太りや閉経後の肥満など、人生には、太りやすいタイミングが多々ありますね。
太ると懸念される疾患が「糖尿病」!
糖尿病は、予備軍も含めて、6つのタイプがあるそうです!
太り方のクセなどを分析して、ご自分が糖尿病になりやすいタイプかどうか、チェックしておきましょう。

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糖尿病予備軍には6つのタイプがある?

土率のチュービンゲン大学などの共同研究によると、糖尿病予備軍には、種々の病態に応じて、6つのタイプに分類されることが、わかってきました。
研究班は、チュービンゲンの家族研究やライフスタイルプログラムに参加していた人たち、約900名を対象に、過去25年に渡る臨床検査や、遺伝子検査のデータを分析しました。
この分析により、糖尿病予備軍は、6つのタイプに分類できたとのこと。

糖尿病予備軍6つのタイプとは?

分析の結果、人々は、明らかな糖尿病と同様に、糖尿病予備軍にも様々な病態が発見されました。
それは、次の6つ!

  1. 血糖値
  2. インスリン作用
  3. インスリン分泌
  4. 体脂肪分布
  5. 肝脂肪
  6. 遺伝的リスク

健康度が高いのは、どのタイプ?

研究チームによると、上記1~6の特徴が、詳しく分析されました。
1と2、4は、糖尿病のリスクが低いそうです。
1と2は、他のグループと比べて健康的で、2の人たちは、この調査の中では、最もスマートな体型でした。
4は太った人々が多かったが、彼らの代謝は比較的健康的であったそうです。
健康的な「ぽっちゃりさん」といったところでしょうか。

糖尿病罹患率、死亡率が高いのは、どのタイプ?

3と5、6のグループは、糖尿病の罹患率が高いようです。
また、二次疾患のリスクも高いとのこと!
3のグループの人々に関しては、極めて少量のインスリンしか作れず、遺伝的リスクも高いため、糖尿の発症率が、極めて高いそうです。
5のグループの人々は、脂肪肝とインスリン抵抗性のために、糖尿病の発症リスクが高くなっています。
6のグループは、内臓脂肪の高い人が多く、糖尿病リスクは、3と5よりかは低いものの、糖尿病診断の前に、腎臓に障害が起きる可能性が高いようです。
そして、5と6のグループは、死亡リスクも高いようです。

イギリスの患者データでも同様の分析結果が!

研究チームは、この分析はドイツの一部の地区の人たちだけが対象であったため、ロンドンのホワイトホール・コホートの約7,000名分のデータも、許可を取り、解析しました。
そうすると、同様に6つの糖尿病予備軍のタイプも割り出され、糖尿病や死亡リスクも、ほぼ同様の結果になったとのこと!
※参考:『ネイチャー医学』

さいごに

今の段階では、2つの国の、一部のデータしか解析されていませんが、地域性に関わらず、同様の結果が出たので、どの国の、どの人種にも、あてはまりそうですね。
上記1~6のどれかに、あてはまりそうな人は、注意しておきたいですね。