AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

新型コロナのワクチン、要注意体質とは? アメリカ・発表

アメリカでは、早くも年末(2020年12月)から新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたね。
早速、アレルギー反応などの報告が、複数上がってきているようです!
日本では、早ければ今年2月末からワクチン接種が始まるかもしれません。
ワクチン接種に関して、要注意体質をチェックしておきましょう。

f:id:annababytokyo:20210113163947j:plain

ワクチンがあわない体質とは?

コロナのワクチンについては、特定の成分を含む注射剤や、ワクチンに対するアナフィラキシーショックの病歴がある人以外では、安全に摂取できると言われています。
しかし!?
アメリカのマサチューセッツ総合病院などの共同発表によると、アレルギー反応の報告が、既に複数出ているとの報告が上がってきています。

ファイザー社・モデルナ社のワクチンにアレルギー反応が?

アメリカでは、ファイザー社とモデルナ社が製造する新型コロナウイルス・ワクチン2種が、FDA(食品医薬品局)の許可を得て、緊急承認され、摂取が始まっています。
しかし、この2社のワクチンを摂取した人たちから、アレルギー反応の可能性の報告が、多数挙がっており、国民の懸念を引き起こしています。

そこで、マサチューセッツ総合病院のアレルギー専門医たちが結成する専門家チームは、ワクチンに関する、すべての関連情報を調査しました。

イギリスでもワクチンによるアレルギーが報告

イギリスでも、コロナ・ワクチン接種後に、一部の人々で潜在的なアレルギー反応があった、という報告が上がってきています。
そのため、マサチューセッツ総合病院の研究チームは、薬や食品に対するアナフィラキシーの病歴を持つ人たちは、コロナ・ワクチンの接種を避けるべきだ、と注意喚起を促しています。

FDAの対応は?

しかし、FDAの対応は、専門家チームの警告を無視!
FDA側は、アレルギー反応に関連するデータを、綿密に検討した結果、コロナ・ワクチンに含まれる成分のいずれかに対して、重度のアレルギー反応の病歴を持つ人のみが、ワクチンを控えればいい、と反論!

疾病管理予防センターの判断は?

一方、疾病管理予防センターでは、ワクチンの摂取後15分間は必ず、副反応を特定・管理できるスタッフによって、経過観察を行うよう、勧告しています。

結果的に、アメリカ政府機関は、専門家の報告をそのまま受け入れませんでした。
食物または薬のアレルギーを持つ人々に対して、予防接種を避けることは、推奨しなかったのです。

ハーバード大学の見解は?

こうした洞察をふまえ、ハーバード大学医学部の教授陣は、コロナ・ワクチンに対するアレルギー反応について、現在知られていることを要約した上で、アレルギー歴を持つ人たちのワクチン接種について、詳細なアドバイスを提供する、としています。
例えば、最初の摂取で、アレルギー反応が出た場合、2回目の摂取を安全に受けれるような手順を概説するよう、心掛けている、とのこと。

マサチューセッツ総合病院の判断は?

この報告を発表したマサチューセッツ総合病院の専門医たちは、

アレルギー専門医として、FDAが承認した2種のコロナ・ワクチンが安全であることを、国民のみなさんに、再保証できる報告で奨励する予定です。
ガイドラインには、アメリカの規制当局の推奨に基づき、アレルギー歴のある人へのワクチン摂取は、その方法と投与量について、医学界に明確な手順を提供できるよう、準備しています。

と述べています。

ワクチンによるアレルギーの確率は低い

また、ワクチンによるアレルギー反応は、確率的に言うと、極めて低く、100万人あたり約1.3人程度とのこと。
今回の2種類のコロナ・ワクチンのアレルギー反応の発生率も、報告は上がっているものの、数件レベルとのこと。

アレルギー反応があるかどうかを観察するため、ワクチン接種後は、各病院で、すべての患者を15~30分間、注視し、アレルギー反応の発生有無を管理することを強調しているそうです。

ワクチンがあわない原因物質は?

重要なことは、「ポリエチレングリコール」「ポリソルベート」を含む注射剤・ワクチンに対して、アナフィラキシーの病歴が出たことのある人は、摂取前に、アレルギー専門医に、必ず相談することを、強い推奨しています。

基本的に、今回のコロナ・ワクチンは、既に「食品」「経口薬」「ゴム(ラテックス)」「ハチ」などの毒に重度のアレルギー反応がある人でも、安全に摂取できることを想定して、開発されている。
と強調しています。
※参考:『アレルギー・臨床免疫学雑誌:実践』

さいごに

ワクチン接種は、賛否両論があることでしょう。
日本では、ワクチン接種は、政府が負担するので、基本的にお金はかかりません。
しかし、万が一、ワクチンを摂取したことによる、アレルギーや後遺症が心配な方は、熟考の上、摂取を決めたほうがよさそうですね。