本来は、安全なはずの自宅が、住居に舞うホコリで、子どものぜんそくや風邪の原因になっていることがありますね。 おとなは免疫力があるので、何ともないことでも、まだ免疫力やハウスダストへの抵抗力の低いお子さんは、こまめなお掃除で、住居を清潔にすることも必要です。
ホコリとは?
ホコリは主に、衣類や布団、カーテン、ソファ(布製)、クッションなど布類の繊維や、ティッシュやトイレットペーパーなど紙類の繊維のかたまりです。 これらが空気中に舞い、床などに落ちてホコリとなるのです。
そのため、空気が滞留する場所にはホコリが溜まりやすくなるのですね。
そして静電気が溜まる場所にも、ホコリが溜まります。 例えば、テレビやパソコンモニタの裏側、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジの下などです。
部屋にホコリを溜めないようにするには?
まずは、お部屋に溜まったホコリは、モップタイプのお掃除グッズや掃除機でキレイに取り除きましょう。 その上で、布製や紙製のものを、極力部屋に置かないようにすると、ホコリの主原料が減ることになります。 衣類を部屋に放置せず、クローゼットにきちんとしまうようにしたり、もしソファを買い換えるなら、布製よりも皮タイプにしたり、といったことでもホコリは格段に減っていきます。
本来、日本人は、畳の部屋に、布団を敷いて眠っていました。 生活の欧米化でベッドが取り入れるようになったので、「万年床」が当たり前になったので、各家庭でホコリや布団による、ぜんそくが増えているとも考えられています。
思い切って、生活を和式するのもいいかもしれませんね。
洗濯や掃除洗剤は、静電気防止のものを
カーテンの多くも布製ですが、機会を見て、ブラインドに変えるのもいいですね。 またカーテンを洗う時の洗剤は、静電気防止タイプのものを使用すると、ホコリの発生がある程度防げるでしょう。
また、フローリングも静電気が起きやすく、ホコリを吸い寄せて、白っぽくなっていることが多々あります。 あまり注意を払う人はいませんが、ここに、ハウスダストなどの有害な微生物がわき、不衛生になるので、雑巾がけやモップで床掃除する時は、水拭きだけではなく、静電気防止作用のある洗濯用の柔軟剤を使ったり、お米のとぎ汁を利用してみましょう。
フローリングは、掃除機をかけたり、ダスキンなど乾燥タイプのモップ掛けでは、目に見えたホコリを取る、応急処置的な役割なので、根本的なホコリ退治のお掃除とはなっていないことがあります。
毎日、水拭きするのは大変かもしれませんが、お子さんのぜんそく予防や風邪予防のためにも、週に1度程度は、取り入れてみましょう。
お子さんと一緒に、楽しくお掃除できるグッズも、100円ショップなどで購入できるので、お掃除も家族団らんの楽しい時間になると理想的ですね。