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ダイエットの指標はやはりBMI値が一番?英・研究

ダイエットで目標体重に落とす時に目安とされるのが肥満指数BMI値ですね。
しかし、BMI値は体重と身長だけで計算するため、その数値には”体重の質”がわかりかねる、という懸念もありました。
同じ体重でも、その人の体内は脂肪が多いのか、筋肉が多いのかで、健康度が全く違ってくるためです。
これに関して、最新の医学研究ではどのように見解されているのでしょうか?

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BMI値はやはり肥満度を測るのに最適?

イギリスのブリストル大学の研究では、10歳から18歳の成長期の子供、2840名を対象に、身体のスキャンデータと共に、BMI値の有効性を調査しました。

身体スキャンのデータは、主に未来の心疾患リスクに関係すると思われる、銅、腕、足回りの総脂肪量を測ったものです。

その結果、この時期に、総脂肪量が多い子供たちは、18歳の時点で既に血圧やコレステロール値が高く、体内で様々な炎症反応を起こす確率も高いことがわかりました。

そしてBMI値が高い子供たちは、総じて身体スキャンのデータも総脂肪量が多く、数値が比例していたため、BMI値は肥満度を測る上で、重要な指数だと、研究者たちは述べています。
※参考:『米国心臓学会雑誌』2018年12月

BMI値は肥満による健康影響を測る上で重要

肥満や過体重は、様々な健康被害に及ぶことがわかっていますよね。
一部のアスリートを除き、一般の生活を送っている人たちは、BMI値が高いと、総じて体内の脂肪量が多いこともわかったので、BMI値が標準の25を超える人、または、その数値に近い人は、注意しておきましょう。

BMI値の計算の仕方

さて、BMI値とは、よく聞くけど、どうやって計算するのかわからない、という方も多いことでしょう。

BMI値 = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

の公式で算出します。
例えば、身長160cmの人は、m単位にすると1.6m、体重が50kgであれば、以下のようになります。

50kg ÷ 1.6(m) ÷ 1.6(m) ≒ 19.5(BMI値)

そしてBMI値の判断基準は、

  • 低体重 18.4以下
  • 正常値 18.5~24.9
  • 過体重 25.0~30.0
  • 肥満 30.0以上
    *BMI35以上で「高肥満度」、治療が必要なレベルになります。

が目安となっています。
なので、上の計算式の例19.5は正常範囲内ということになります。

これがもし、同じ身長で体重が14kg増えて64kgになってしまたら……

64kg ÷  1.6(m) ÷ 1.6(m) ≒  25(BMI値)

過体重となり、肥満予備軍に入ってしまいます。

BMI正常範囲ギリギリの人も注意!

各国で微妙に数値が前後するようですが、女性の場合は正常範囲であっても、BMI値が22を超えたあたりから、見た目がポッチャリになってきます。
一方の男性は、正常値ギリギリでもそう太っては見えません。
これは女性の方が体脂肪が多く、男性の方が筋肉が多いので、見た目が締まって見えるからですね。
特に男性の場合は、女性よりもBMI値が正常値を越えても、見た目でわかりにくいので、注意が必要です。
予想よりも、体脂肪は溜まっているかもしれません!?

さいごに

BMI値の基準値は、世界共通の肥満度指数なので、やはり侮れないようですね。
時折チェックして、体重は、出来る限り、正常範囲内に収まるよう、食習慣などに気を配っておきましょう。