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受胎前のパパの運動習慣が未来の子供の健康に影響?

今、妊活中の方はパパの運動習慣が、未来のお子さんの健康度に影響するようなので、本日の記事は大いに参考になるかもしれません!?
アメリカの最新研究報告を見てみましょう。

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受胎前のパパの運動習慣が子供に影響?

アメリカのジョスリン糖尿病センターの研究報告で、まだ動物実験の段階ではありますが、高脂肪食を食べている雄マウスでも、運動習慣があると、その後、生まれてきた仔マウスは健康であることがわかってきました。

マウスの生体構造は人間と非常に似ているため、ほとんどのケースが、人間でも同様の現象が起きており、この研究報告も、妊活中のパパの参考になるでしょう。

高脂肪食でも運動していれば大丈夫?

研究では、雄マウスに【A】高脂肪のエサ・運動ありのグループ、【B】高脂肪のエサ・運動なしのグループ、【C】通常のエサ・運動ありのグループ、【D】通常のエサ・運動なしのグループ、に分け、その後、交尾させ、その仔マウスたちの健康状態の経過を観察しました。

その結果、運動なしのグループでは、【D】よりも【B】の高脂肪エサを与えられたグループの仔マウスの方が、生後52週齢時点で、有意にグルコース不耐性(糖尿病予備軍)と肥満が見られました。

しかし、運動ありのグループだと、【A】の高脂肪エサを食べていた父マウスの仔でも、糖尿病や肥満の気配は極めて少なかったということです。

人間でも、揚げ物やラーメンが大好きな男性でも、運動習慣のある人なら、糖尿病や肥満のリスクが低く、お子さんへの影響も少ないと推測できるでしょう。

高脂肪食のパパの精子は移動性が低い?

また、高脂肪エサを食べていたマウスは、精子を検査すると、移動性が低いため、交尾後の妊娠成功率はやや低くなり、成功しても、その仔マウスに肥満や糖尿病のリスクが高くなることもわかりました。

しかし、精子検査でも、高脂肪エサを食べていても運動習慣のある雄マウスの精子は、移動性が正常であったということです。
※参考:『糖尿病』2018年10月

この研究発表は、小児肥満や小児糖尿病の予防の観点から、注目が集まっていますが、今後は、DNAやRNAの解析も行われ、ヒトでの観察も始まっていくでしょう。

さいごに

お子さんの生まれつきの病気に関しては、母体に問題がある場合が多いとされてきましたが、父親側に問題があることも近年の研究で明らかになってきているので、パパも健康管理には十分注意しておきたいですね。