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運動後は食欲が旺盛になりやすい? ドイツ・栄養研究

ダイエットには、食事の摂取量と運動が重要と言いますね。
しかし、運動後は食欲が旺盛になりやすいので、運動時は前後に何を食べるかを、きちんと決めておかないと減量につながらないようです!?
ドイツの最新・栄養研究の詳細を見てみましょう。

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運動と食事摂取量の関係

ドイツのミュンヘン工科大学などの共同研究により、運動と食事摂取量のタイミングが調査されました。
研究では、BMIの平均が23.7の健康な男女41名が対象となりました。
年齢は19~29歳でした。
対象者は、予め2つのグループに分けられ、最初に

  • 45分間の運動
  • 45分間の休憩

をそれぞれ、行ってもらいました。

その後、2回目のセッションとして、今度は逆の行動をとってもらいました。 

研究での調査内容とは?

グループ分けで、どちらのグループも、最初か後に、運動を行ってもらいましたが、運動の前に電子アンケートに答えてもらいました。
内容は、以下の通り。

  • 空腹感と満腹感の主観的評価
  • 食たい食品の好ましい量
  • 摂取のタイミングが異なる食品の選択

対象者は、各食品に対して、希望する量のサイズをリスト化して、食品の量の好みを示しました、
好みは、即時または4時間後の食品摂取についてを選択して、回答してもらいました。

運動時の食欲の変化は?

対象者は、45分間の有酸素運動では自転車エルゴメーターに乗ってもらいました。
その直後、2回目のアンケートに回答してもらい、30分の休憩後に3回目のアンケートに回答してもらいました。

先に休憩をとったグループの人たちも、同様にアンケートに回答してもらいました。

先に休憩をとっていたグループと比較して、先に運動を行ったグループの人たちは、運動直後と30分の休憩後の両方で、選択する食物の量が増加していることがわかりました。
また、即時の食物摂取に対する好みが増加していたとのことです。

運動後は食欲が増加しやすい?

この結果、研究者たちは、

人が食べたい量や緊急性(すぐに食べたい!)といった欲求の特性が、運動の過程で変化することがわかりました。
運動をする人は、トレーニング後に、大量の食べ物を素早く食べたくなる可能性が高いことを示唆したのです。
減量には、運動を取り入れることが大切です。
しかし、運動をしても成果が出ない場合、多くの人たちは運動をやめてしまいます。
それは、運動を行うと「食欲が増す」という、ヒトの生理的なカラクリを理解していないからです。
運動を取り入れる前と後で、食べ過ぎてしまわないよう、予め、何をどれぐらい食べるかをキチンと決めてから、食事と運動のバランスを取ることが、減量の良い戦略となるでしょう。

と、述べています。
※参考:『栄養素』

さいごに

ダイエットに運動を取り入れる場合は、食べる量が知らずに増えてしまっていることが多々あるということですね。
今までの食生活の量を変えずに、運動を取り入れると、減量効果が増すかもしれませんね。