お子さんが思春期に入ると、ニキビで悩むことが多いですよね。
また大人になってからも、脂っこいものや甘いものを好んで食べる人は「大人ニキビ」として悩むことになります。
そしてUCALの研究でビタミンB12の摂り過ぎもニキビ発症の原因になるとも!?
日本でもニキビ退治にビタミンB群! と有名なサプリメントもありますが、逆効果なのでしょうか?
ビタミンB12の摂りすぎでニキビ発症?
ニキビができると、ビタミンB群がいいというのは、昔から知られていたことでしたが、アメリカのカリフォニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の皮膚研究で、特にビタミンB12に、ニキビのもと「アクネ菌」を増殖させる因子を活性化させることがわかってきました。
研究では、皮膚上のアクネ菌が、ビタミンB12の合成遺伝子が発現するのを抑えてしまうので、皮膚にアクネ菌が増殖し、研究対象者のうち10人に1人は、ビタミンB12を与えた後、1週間でニキビを発症することがわかりました。
また、分子メカニズムを調査すると、アクネ菌の培養液に、ビタミンB12を添加すると、ニキビの炎症を誘発するひどくする「ポルフィリン」という物質の産生を促進したそうです。
※参考:『サイエンストランスレーショナル医療』
ビタミンB12はサプリメントなどでとりすぎないように!
ビタミンB12は、葉酸とともに、血液を増殖する働きもあるので、欠乏してはいけないビタミンです。
ビタミンB12は、日本人が不足するビタミンには上がっていないので、サプリメントなどで摂取過多にならないよう注意しておきましょう。
特に、思春期のお子さんが好む食べ物にも多く含まれるので、次の項の食品を摂りすぎていないか注意しておきましょう。
成人の方も、こってり系やファストフードを好む方は要注意です。
ニキビができやすい人は、総じて太りやすい傾向の人も多いので、ニキビ改善を意識すると、ダイエットにもつながるかもしれません。
ビタミンB12を多く含む食べ物
ビタミンB12は様々な食品に含まれており、繰り返すようですが、摂りすぎると、ニキビに悪いというだけで、ニキビに悩んでいない人は、摂取を減らす必要はありません。
ニキビが気になる方は、以下の食品群を摂りすぎていないか注意してみてください。
- 卵
- ソーセージ
- ハム
- ベーコン
- チーズ
- 小麦粉
他に肉類や魚介類にも含まれていますが、特にニキビができやすい人が、多く摂っていると考えられる食品だけ抜粋してみました。
卵は卵料理だけではなく、カスタードクリームやプリン、焼き菓子類に多く含まれているので、こうした食品にも注意してください。
さいごに
食品からとれるビタミンは微量ですし、体内滞留時間も短めですが、サプリメントなどから摂ると、大量に摂取できてしまします。
サプリメントに頼る前に、食生活の見直しでニキビケアをしておきましょう。